~金閣寺と将軍、そして戦国時代へつながる時代~
みなさんは、
- 金色にかがやくお寺
- 武士(ぶし)
- 茶道(さどう)
- 忍者(にんじゃ)
などを見たり聞いたりしたことがありますか?
これらは、「室町時代(むろまちじだい)」と深い関係があります。
室町時代は、武士が政治を行いながら、日本らしい文化が大きく発展した時代でした。
しかしその一方で、後半になると戦が増え、「戦国時代」へつながっていきます。
では、どんな時代だったのでしょうか?
室町時代はいつ?
室町時代は、1336年ごろから始まりました。
鎌倉幕府が終わったあと、足利尊氏(あしかが たかうじ)が新しい幕府を作ります。
その幕府が京都の「室町(むろまち)」という場所にあったので、「室町時代」と呼ばれるようになりました。
この時代は、およそ240年ほど続きました。
室町幕府ってなに?
室町幕府は、武士による政府です。
将軍(しょうぐん)が武士たちをまとめ、日本を治めていました。
室町幕府を作ったのは、
足利尊氏
です。
将軍ってどんな人?
将軍は、武士たちのリーダーです。
室町時代では、「足利将軍家(あしかがしょうぐんけ)」が代々将軍になりました。
特に有名なのが、
- 足利義満(あしかが よしみつ)
- 足利義政(あしかが よしまさ)
です。
金閣寺(きんかくじ)
室町時代を代表する建物が、「金閣寺」です。
正式には「鹿苑寺(ろくおんじ)」といいます。
金閣寺 は、足利義満が作りました。
建物の外側が金色で、とても美しいことで有名です。
池に映る姿もきれいで、今でも世界中から観光客が来ています。
銀閣寺(ぎんかくじ)
もうひとつ有名なのが、「銀閣寺」です。
銀閣寺 は、足利義政が作りました。
名前は「銀」ですが、実際には銀色ではありません。
落ち着いた静かな美しさが大切にされていました。
茶道(さどう)や華道(かどう)
室町時代には、日本らしい文化がたくさん生まれました。
たとえば、
- 茶道
- 華道
- 能(のう)
- 庭園(ていえん)
などです。
「静かさ」や「わび・さび」という、日本独特の美しさが大切にされました。
能(のう)ってなに?
能は、日本の伝統的なお芝居です。
ゆっくりした動きや、お面(めん)を使うことが特徴です。
観阿弥(かんあみ)・世阿弥(ぜあみ)という親子が有名です。
室町時代のくらし
農民たちは、
- お米づくり
- 野菜づくり
をして生活していました。
また、市(いち)や商売も発展し、町がにぎやかになっていきました。
京都には多くの人が集まり、文化も広がっていきました。
応仁の乱(おうにんのらん)
室町時代の後半、大きな戦が起こります。
それが「応仁の乱」です。
京都を中心に武士たちが戦い、日本中に争いが広がりました。
この戦いによって、室町幕府の力は弱くなっていきます。
戦国時代へ
応仁の乱のあと、日本は「戦国時代」へ入っていきます。
各地の武将たちが、
「自分の国を強くしたい!」
と考え、戦いが増えていったのです。
つまり、室町時代は「戦国時代の始まりにつながる時代」でもありました。
外国との交流
室町時代には、中国との貿易も行われました。
これを「日明貿易(にちみんぼうえき)」といいます。
中国からは、
- 絹(きぬ)
- お茶
- 本
などが伝わりました。
まとめ
室町時代は、
- 足利将軍家が政治を行った時代
- 金閣寺や銀閣寺が作られた時代
- 茶道や能など日本文化が発展した時代
でした。
その一方で、後半には戦が増え、戦国時代へつながっていきました。
今の日本文化につながる「和の美しさ」が、室町時代に大きく育ったのです。


