~武士が日本を動かし始めた時代~
みなさんは、「武士(ぶし)」や「侍(さむらい)」という言葉を聞いたことがありますか?
刀を持ち、馬に乗って戦う武士たちは、日本の歴史の中でとても有名です。
その武士たちが、本格的に日本を動かし始めた時代が「鎌倉時代」です。
鎌倉時代には、
- 武士の政治
- 将軍(しょうぐん)
- 鎌倉幕府(かまくらばくふ)
など、日本の歴史でとても大切な出来事が始まりました。
では、どんな時代だったのでしょうか?
鎌倉時代はいつ?
鎌倉時代は、1192年ごろから始まったとされています。
「いい国(1192)作ろう鎌倉幕府」
という言葉を聞いたことがある人もいるかもしれません。
この時代は、およそ150年ほど続きました。
鎌倉幕府ってなに?
鎌倉幕府とは、武士による政府のことです。
それまでの日本では、天皇や貴族が政治の中心でした。
でも、戦いが増える中で、武士たちが力を持つようになります。
そして、源頼朝(みなもとのよりとも)が、今の神奈川県鎌倉市に幕府を開きました。
これが「鎌倉幕府」です。
源頼朝ってどんな人?
源頼朝 は、鎌倉幕府を作った武士です。
平氏(へいし)との戦いに勝ち、日本で初めて本格的な武士の政権を作りました。
頼朝は、「征夷大将軍(せいいたいしょうぐん)」となり、全国の武士をまとめました。
武士ってどんな生活をしていたの?
武士たちは、
- 剣術(けんじゅつ)
- 弓
- 馬
などを練習していました。
また、
- 主君(しゅくん)に忠義(ちゅうぎ)をつくす
- 約束を守る
- 礼儀を大切にする
ことも大事にしていました。
こうした考え方は、後の「武士道(ぶしどう)」につながっていきます。
御恩(ごおん)と奉公(ほうこう)
鎌倉時代の武士たちは、「御恩と奉公」という関係で結ばれていました。
これは、
- 将軍が土地や役職を与える(御恩)
- 武士が戦って将軍を守る(奉公)
という約束です。
おたがいに助け合うしくみだったのです。
鎌倉の大仏
鎌倉時代の有名なもののひとつが、「鎌倉大仏」です。
鎌倉大仏 は、今でもたくさんの人が見に行く人気の場所です。
大きな青銅(せいどう)の仏像で、高さは約11メートルあります。
元寇(げんこう)ってなに?
鎌倉時代には、大きな外国との戦いもありました。
それが「元寇」です。
モンゴル帝国を作った元(げん)が、日本へ攻めてきたのです。
1274年と1281年の2回、日本に攻めてきました。
しかし、日本はこれを防ぎました。
神風(かみかぜ)
元が攻めてきたとき、大きな台風が起こり、元の船がたくさん壊れました。
人々は、
「神様が日本を守ってくれた」
と考え、この風を「神風(かみかぜ)」と呼びました。
禅(ぜん)と武士
鎌倉時代には、「禅(ぜん)」という仏教も広まりました。
禅は、
- 心を落ち着かせる
- 厳しい修行をする
ことを大切にします。
武士たちは、この考え方を気に入りました。
鎌倉時代のくらし
農民たちは、
- お米づくり
- 野菜づくり
をして生活していました。
また、市(いち)という市場も増え、商売も少しずつ発展していきました。
鎌倉幕府の終わり
その後、鎌倉幕府はだんだん弱くなっていきます。
元との戦いで武士たちが疲れ、お金にも困るようになったのです。
そして1333年、鎌倉幕府はほろびました。
そのあと、「室町時代(むろまちじだい)」へ進んでいきます。
まとめ
鎌倉時代は、
- 武士が政治を始めた時代
- 鎌倉幕府が作られた時代
- 元との戦いがあった時代
でした。
日本の「武士文化」が本格的に広がり、後の時代にも大きな影響を与えました。
今でも鎌倉には、たくさんの歴史あるお寺や文化が残っていますよ。


