~どうして世界は石油を大切にしているの?~
みなさんは、車が走ったり、飛行機が空を飛んだりしているのを見たことがありますよね。
実は、それらを動かしている大切なエネルギーの一つが「石油(せきゆ)」です。
石油は、ガソリンや灯油、プラスチックなど、私たちの生活のいろいろな場所で使われています。
でも、
- 石油は何からできているの?
- どうして世界中で大切にされているの?
- なぜ石油は「ドル」で買われるの?
など、ふしぎなことがたくさんあります。
今日は、「石油」と「石油結算(せきゆけっさん)」について、小学生にもわかりやすく紹介します!
原油ってなに?
「原油(げんゆ)」とは、地面の下からくみ上げた、そのままの石油のことです。
黒っぽくてドロドロした液体で、においも強いです。
でも、このままでは使いにくいので、工場でいろいろな物に分けて使います。
原油は何でできているの?
原油は、「炭化水素(たんかすいそ)」というものがたくさん集まってできています。
炭化水素とは、
- 炭素(たんそ)
- 水素(すいそ)
という2つの元素がくっついたものです。
たとえば、
- ガソリン
- 灯油
- 軽油
なども炭化水素からできています。
つまり原油は、
「たくさんの炭化水素が混ざった液体」
なのです。
原油を分けるとどうなる?
工場では、原油を熱して、重さのちがう成分に分けます。
これを「蒸留(じょうりゅう)」といいます。
すると、こんなものが作れます。
| 分けたもの | 使い道 |
|---|---|
| ガソリン | 車 |
| 灯油 | ストーブ |
| 軽油 | トラック |
| ジェット燃料 | 飛行機 |
| 重油 | 船・工場 |
| プラスチックの材料 | おもちゃ・袋 |
原油は、たくさんの物に変身できる「地球の宝物」なのです。
石油はどうやってできたの?
石油は、大昔の海の生き物からできたと考えられています。
昔のプランクトンなどが海の底にたまり、
- 強い圧力
- 高い熱
を長い時間受けることで、石油に変わりました。
できるまでには、何千万年もかかります。
だから石油は、とても貴重なのです。
石油はなくなるの?
石油は、すぐに新しく作られるものではありません。
そのため、「使いすぎると減ってしまう資源」と言われています。
これを「化石燃料(かせきねんりょう)」といいます。
最近では、
- 太陽光発電
- 風力発電
- 電気自動車
など、新しいエネルギーも増えてきています。
石油結算(せきゆけっさん)ってなに?
世界では、石油を売ったり買ったりするときに、お金を払います。
この「支払いのルール」のことを、
「石油結算(せきゆけっさん)」
といいます。
たとえば、日本が外国から石油を買うときには、
- いくら払うのか
- どんなお金で払うのか
を決めます。
世界では「ドル」がよく使われる!
世界の石油の多くは、アメリカのお金である「ドル」で取引されています。
たとえば、
日本が中東の国から石油を買う
↓
日本円ではなく、「ドル」で支払う
ということが多いのです。
なぜドルを使うの?
理由は、ドルが世界中で広く使われているからです。
アメリカは昔から経済が大きく、多くの国がドルを信用していました。
そのため、
「石油はドルで払おう!」
というルールが世界に広がっていったのです。
今では、多くの国の銀行や会社がドルを持っています。
石油が足りなくなるとどうなる?
石油は、
- 車
- 飛行機
- 船
- 工場
- 発電
などに使われています。
もし石油が足りなくなると、
- ガソリン代が上がる
- 電気代が高くなる
- 物の値段が上がる
など、世界中に大きな影響があります。
そのため、石油を安全に売ったり買ったりすることは、とても大切なのです。
日本と石油の関係
日本は、石油をあまりたくさん取れない国です。
そのため、中東などの外国から多くの石油を輸入しています。
だから、日本にとって石油はとても重要です。
ドルの値段が変わると、
- ガソリン代
- 電気代
- 食べ物や物の値段
などにも影響が出ることがあります。
まとめ
石油は、昔の海の生き物が何千万年もかけて作った、地球からの大切なプレゼントです。
原油からは、
- ガソリン
- 灯油
- プラスチック
など、たくさんの物が作られています。
そして世界では、石油を売ったり買ったりするときに、「ドル」がよく使われています。
みなさんの毎日の生活は、実は石油や世界のお金のしくみと深くつながっているのです!


