〜1000年以上続く、日本の「春を迎える行事」〜
節分は、日本で昔から行われている伝統行事です。
毎年2月ごろになると、
- 豆まき
- 鬼のお面
- 恵方巻(えほうまき)
などを見かけますよね。
でも、どうして豆をまくのでしょうか?
どうして鬼が出てくるのでしょうか?
実は節分には、昔の日本人の「健康に暮らしたい」という願いが込められているのです。
「節分」という言葉の意味
「節分」は、
「季節を分ける日」
という意味です。
日本には、
- 春
- 夏
- 秋
- 冬
の4つの季節があります。
昔の人は、
季節が変わる前の日は、
悪いことが起こりやすいと考えていました。
そのため、
「季節が変わる前に、悪いものを追い払おう!」
という行事を行ったのです。
本当は年に4回あった!
実は昔は、
- 春の節分
- 夏の節分
- 秋の節分
- 冬の節分
がありました。
つまり、
節分は年に4回あった
のです。
なぜ今は2月だけ?
今の節分は、
春の節分
だけが残ったものです。
なぜ春が特別なの?
昔の日本では、
春=一年の始まり
のように考えられていました。
今の1月1日のようなイメージです。
だから、
「新しい一年を元気に始めたい!」
という気持ちから、
春の前の日が特に大切になったのです。
「立春(りっしゅん)」とは?
節分の次の日は、
立春(りっしゅん)
です。
立春は、
「春が始まる日」
という意味です。
まだ寒い日もありますが、
昔の暦では、
ここから春が始まると考えられていました。
昔の人はなぜ鬼を怖がった?
今のように病院や薬が少なかった昔は、
- 病気
- 大雨
- 火事
- 飢饉(ききん)
- 災害
などがとても怖いものでした。
でも、その原因がわからないことも多かったのです。
そこで昔の人は、
「悪い鬼が来たのかもしれない」
と考えました。
鬼ってどんな存在?
節分の鬼は、
ただの怖い怪物ではありません。
実は、
- 病気
- 不幸
- ケンカ
- 怒り
- 欲張り
- なまけ
など、
人間の悪い心
も表しています。
豆まきの始まり
「追儺(ついな)」
という行事がもとになっています。
これは、
悪い鬼を追い払う儀式でした。
それが日本に伝わり、
平安時代(へいあんじだい)の宮中行事になったのです。
なぜ豆を使うの?
昔の日本では、
豆には不思議な力がある
と考えられていました。
特に大豆は、
- 神様へのお供え
- お祝い
- 健康祈願
などにも使われていました。
「魔を滅する」?
豆には、
「魔(ま)を滅(めっ)する」
という意味があるとも言われます。
つまり、
悪いものをやっつける力
があると考えられていたのです。
なぜ炒った豆?
節分では、
炒った大豆
を使います。
生の豆じゃダメ?
昔の人は、
もし鬼に投げた豆から芽が出ると、
「悪いものがまた育ってしまう」
と考えました。
そのため、
芽が出ないように炒った豆を使ったのです。
意味は?
鬼は外
悪いものは出ていけ!
福は内
幸せは入ってきて!
という意味です。
玄関から豆をまく理由
豆まきは、
- 玄関
- 窓
などから外へ向かってまきます。
これは、
「鬼を家の外へ追い出す」
ためです。
豆を食べる理由
節分では、
年の数だけ豆を食べる
という習慣があります。
なぜ食べるの?
「一年を健康に過ごせますように」
という願いが込められています。
1つ多く食べる地域も
地域によっては、
「来年も元気でいられるように」
年より1つ多く食べるところもあります。
恵方巻(えほうまき)とは?
最近は、
恵方巻
も節分の人気行事になっています。
恵方巻ってどんなもの?
太い巻き寿司です。
中には、
- 卵
- きゅうり
- しいたけ
- うなぎ
などが入っています。
なぜ食べるの?
「福を巻き込む」
という意味があります。
恵方(えほう)って?
その年の神様がいる方向です。
毎年向きが変わります。
なぜ黙って食べる?
願い事をしながら、
最後までしゃべらず食べる
と願いがかなうと言われています。
柊鰯(ひいらぎいわし)
昔の家では、
- ヒイラギ
- イワシの頭
を玄関に飾ることもありました。
なぜ飾るの?
鬼は、
- トゲトゲ
- 強いにおい
が苦手だと考えられていたからです。
神社やお寺の節分
節分の日には、
日本中の神社やお寺で
豆まき大会
が行われます。
有名なのは?
- 成田山新勝寺
- 浅草寺
- 吉田神社
などです。
有名人も参加!
節分では、
- 力士
- 芸能人
- スポーツ選手
などが豆をまくこともあります。
地域によって違う節分
日本では地域ごとに文化が違います。
北海道・東北
落花生をまく地域があります。
雪の中でも拾いやすいからです。
「鬼も内」の地域
普通は「鬼は外」ですが、
鬼を神様として大切にする地域では、
「鬼も内」
と言うところもあります。
節分と学校
小学校では、
- 鬼のお面作り
- 豆まき
- 行事説明
などをすることがあります。
節分は、
日本文化を学ぶ大切な行事
でもあるのです。
節分から学べること
節分は、
ただ豆を投げる日ではありません。
本当に追い出したい鬼は?
- 怒り鬼
- なまけ鬼
- いじわる鬼
- わがまま鬼
など、
自分の中の悪い気持ち
なのです。
福ってなに?
福とは、
- 健康
- 家族
- やさしさ
- 幸せ
などのことです。
まとめ
節分とは、
- 春を迎える前の日
- 悪いものを追い払う行事
- 1000年以上続く日本文化
- 豆まきや恵方巻を楽しむ日
- 「良い一年になりますように」と願う日
です。
だから節分は、
「心をきれいにして、新しい春を迎える日」
とも言えるのです。




